奈良文化財研究所 第14回東京講演会


高松塚古墳壁画を伝える-発見から石室解体、修理を経て
高松塚古墳壁画を伝える-発見から石室解体、修理を経て


令和4 1022(土)

有楽町朝日ホール
東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F

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参加費無料

事前申込制

定員600

趣旨

奈良文化財研究所では研究成果の公開の一環として、春と秋の2回、平城宮跡資料館講堂で定期的に講演会を開催するとともに、さらに多くの方にご聴講いただくために、年1回東京での公開講演会を開催してきました。 今年、2022年は、奈良県明日香村で高松塚古墳壁画が発見されて50年となる年です。高松塚古墳壁画の発見は一大古代史ブームを巻き起こしました。発見以来、壁画は現地で保存されてきましたが、カビの大量発生により壁画が劣化していたことが判明し、緊急対策と恒久対策が様々な観点から議論されました。2005年に壁画を石材ごと墳丘から取り出して修理するという解体修理が決定され、2006年から2007年にかけて発掘調査と石室解体が実施されました。2007年からは仮設修理施設においてカビの除去や脆弱化した漆喰の強化処置が開始され、2020年に13年の歳月をかけた修理が終了しました。墳丘に石室を戻して壁画を安定して保存するための研究が進められているところですが、当面の間は、適切な環境下で壁画を一般公開しながら維持管理することになっています。 このたびの東京公演会では、壁画発見から50周年を迎え、今や世界遺産「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」(仮称)の構成資産候補ともなっている高松塚古墳に光を当て、東京文化財研究所との共催のもとに発見から石室解体、修理への流れを振り返るとともに、これからの高松塚古墳の保存を通して広く文化財の保存について考えてみたいと思います。

12:00-13:00
開場・受付
13:00-13:05
開会挨拶
13:05-13:25
「世紀の発見、壁画の劣化そして石室解体に至るまで」
 高妻 洋成(奈良文化財研究所副所長)
13:25-14:05
「石室解体事業と発掘調査-国宝壁画の救出-」
 廣瀬  覚(奈良文化財研究所都城発掘調査部飛鳥・藤原地区考古第一研究室長)
14:05-14:25
「高松塚古墳壁画の材料調査」
 犬塚 将英(東京文化財研究所保存科学研究センター分析科学研究室長)
   (休 憩)
14:35-14:55
「壁画の保存修復-国宝絵画としての修復処置-」
 早川 典子(東京文化財研究所保存科学研究センター修復材料研究室長)
14:55-15:10
「高松塚古墳の仮整備と公開活用」
 中島 義晴(奈良文化財研究所文化遺産部景観研究室長)
15:10-16:00
総合討論 「高松塚古墳壁画と文化財保護(これからの高松塚古墳)」
齊藤 孝正(東京文化財研究所長)
本中 眞(奈良文化財研究所長)
早川 泰弘(東京文化財研究所副所長)
高妻 洋成(奈良文化財研究所副所長)
建石 徹(東京文化財研究所保存科学研究センター長)
16:00-16:05
閉会挨拶
奈良文化財研究所 第14回東京講演会 事務局
TEL: 0120-555-273 E-mail: css_op@gtcenter.co.jp 受付: 09:30~17:00 平日(土日祝日休)
主催:
独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所
共催:
独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所
後援:
文化庁、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所、奈良県、橿原市、桜井市、明日香村、世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会